Pachinko

2020年08月09日


このところ


今週からつながるえいごのレッスンは

二週間お休みを頂戴しております。

相変わらずどこへ行けるわけでもありませんが、

読書にいつもよりも時間をかけながら、

基本は家事と仕事をする予定です!


ただ、来週から子供達の現地校が

オンラインで始まりますので、

その準備でやけに慌ただしいです。

三人分のメールがバンバン届く日々が

またやってきました。


今年はオンライン学習のメインプラットフォームは

ClassLinkです。

授業はzoomでなく、

マイクロソフトteamsのミーティング

使うとのこと。


トライアルログインでは

次女のアカウントのログインだけが

うまくいきませんでした。


結局問題は二つありました。

学校区から連絡のあったパスワードが違っていた(涙)ことと

次女と三女のログインテストを

一台のMacを使ってやっていたから。


あれこれ試して、電話して、

でもダメで、学校に来てくださいと言われ。

Macを持って車に乗りこんだのですが、

ふと思いついて

もう一度家に戻り、ラップトップを開く。


ブラウザにこれまでのアクティビティやログイン情報が

記憶されてしまうと、

別アカウントでログインしようとすると

はねられてしまうことがあります。

この場合は、ブラウザの設定でキャッシュやログイン情報を

クリアにすれば解決します。


まあ、

これを繰り返しても入れなかったのですが、

ふと別の端末でも同様に試したところ、

昨年度のパスワードが記憶されていて、

なんとなくダメもとでreturn keyを押したら

入れちゃった!


ちなみに

複数のメンバーで端末をシェアしていて、

Chromeにアクティビティやログイン情報を

残したくない場合は

Click and Clean というアプリが便利です。


学校に通えれば

面倒もないのですが、

まだまだ

新しいシステム。

先生も、生徒も、

そして

母の肩にも

小さい負担が日々

降り積もります、はい。


今年からはsynchronous learningと言って

常にオンラインでつながって

先生や仲間と学習する形態になったので

自宅でも「ぱそこん」が 一人一台必要になりますよ、

と連絡が来てます。


Chrome book、スマホ、タブレットは❌です。


我が家ではこれまで

心優しい中学生の次女が

私の古マックとiPadとiPhoneを駆使して

学習してくれていましたが、

ちゃんとしたのを新調しないと...と

思っています。


私たちの学校区は小中高どこでも

端末を希望者に配布してくれています。

が、スペックは良くないので

購入する家庭が多いです。


プレコロナ時代、

高校では

長女を含め、半数近くの生徒が

自分の端末を持参。

Macbookが人気で

ウィンドウズは少数派だったそうです。


さらにスマホを学習に利用するのは当然で

授業中にKahoot! やQuizletを使ったりも。


全ての教室には

ラップトップが入ったカートがあり、

myPCを持ってきていない生徒は

必要に応じてすぐ使用したそう。

十分な台数がどの教室にもあり、

足りなかったことは見たことがないそうです。


ご存知の通り、

地域格差が激しいアメリカでありますが

「郵便番号で寿命がわかるアメリカ」


子供でもパソコン一人一台が必要、というのは

今も、

そしてこれからも

日本と大きな差が出てくるところだなぁと思います。


告知 #1


5月に続いて

8月23日(日)21:00から

アプリコット 出版社さん主催の講座に

出させていただきます。

小中学生むけのオンラインレッスンでの

役立ち(...ますように)アイデアなど

ご紹介させて頂く予定です。


題して


「レッスンと世界をつなげるオンラインレッスン」

Google Earth/バーチャル背景/世界の国々

健康や環境に関わる話題/時事ネタ:今何が起こっている?/

世界的に有名な人物をレッスンに登場させよう など。

その他、

バーチャル背景を作って

生徒に配布すると、

ロールプレイをするのにも便利!


ダウンロードしてお使いいただける

ファイルも準備する予定です。

ご興味のある方は

こちらをクリックしてご覧ください。

https://www.apricot-plaza.co.jp/category/event


告知#2


まな部のASL(米国手話)企画に

ご協力頂いている

女優のMusa Hitomiさんが

振り付け、出演されるミュージカル

「Poupelle of Chimney town」が

9/19(土) 9/20(日)に

オンライン上映されます。


クラウドファンディングでは

大きな応援を受けていて、

支援開始わずか5日で

目標金額の7割近くまで到達するほどの熱量!


メイキングを見ることもできちゃうのが

美味しいところだと思います。

役者さんを応援しながら

作品を見るって、

一味違った楽しみ方を得られそうですね。


◆ミュージカルのチケット(5000円)

 メイキングムービー(2000円)

 はこちらから


◆MusaさんとのASL講座詳細はこちらから


Nagasaki


さて、日本は8月10日ですが、こちらは8月9日。

75年前に長崎に原爆が投下されました。


日本のNHKラジオにあたるイメージの

NPR (National Public Radio) のウェブサイトには、


Nagasakiへの原爆投下のニュース原稿と

音源がアップされています。

https://www.npr.org/2020/08/08/900432101/a-look-at-the-history-of-the-nagasaki-bombing-75-years-later

(こちらは広島の記事)

https://www.npr.org/2020/08/06/899593615/hiroshima-atomic-bombing-raising-questions-75-years-later


2017年の夏休みには長崎、

2018年には広島を

家族で訪れることができました。

アメリカに来る前に

手を合わせることができたのは

本当によかったです...。


まだできていないのが

沖縄訪問。

訪れる前に、

沖縄戦の悲惨さを

まずは知ろう、と話し合っています。



この記事にもありますように、

長崎への原爆投下の最終判断は

爆撃機のパイロットと爆撃主二人によるものでした。

爆弾を何処かに落とさなければ燃料切れする。

海に落とすか、町に落とすか。

厚い雲に覆われた長崎。

一瞬の雲の切れ間に落としたのか。

それとも見えないままに落としたのか。


韓国人や中国人の労働者も多く犠牲になりました。


「パチンコ」

実はちょうど今日「パチンコ」という

在日コリアン家族の長編大河小説を聴き終わりました。

素晴らしい本でした!

(本も買ったのですが、

面白すぎるので散歩しながら、

家事をしながら聞くには

オーディオブックは便利です。)


この本の中にも、

長崎の原爆投下で長年苦しんだ

家族の記述があります。

激しい描写も多いので、

もしこの本を生徒さんに勧めるとしたら

対象は高校生以上かと思いますが、


Black Lives Matter運動とともに

日本における人種差別の歴史にも

目を向けるべき時なのだと思います。



朝鮮半島の分断の歴史と

どの国にも属すことができない

在日コリアンの人々の

失われたアイデンティティーについて

これでもか、というほど

考えさせられる名著です。


日本では「愛の不時着」というドラマが

大人気だそうですね。

我が家ではK-Popが

いつも流れています。


この数日フィーバーしすぎて、

この本の話ばかりするので

家族に「パチンコ、パチンコってそればっかり」と

言われちゃってました...。


日本語版もちょうど発売されたばかりのようです。

さらに、Apple TVで

韓国語、日本語、英語の三ヶ国語で

シリーズ化されるとのこと。

コロナウィルス の影響で

制作は後ろ倒しになるでしょうが

楽しみな作品です。

https://www.hollywoodreporter.com/live-feed/pachinko-picked-up-series-at-apple-1194524


次はヘレンマクドナルドの新作

「Vesper Flights」を読むのを楽しみにしていましたが、

あれ?まだ発売前でした...。


ということで

Toni Morrison のBelovedに手を伸ばしています。


どうぞ

暑さにお気をつけてお過ごしください。

本日もたわいないブログにお付き合いくださいまして

ありがとうございました。


スナダマリコ 拝