8月ASL本講座開催します

2020年07月31日

7月26日に大盛況のうちに終わったMusa Hitomiさんとの米国手話とトークの夜。

こちらの映像でMusaさんを始め参加者の皆さんの笑顔がご覧いただけます。

zoomでもみんなで楽しめ一体感が味わえるのがASLで歌う良さ。

画面から伝わりますね。

皆さんから頂戴しました参加費は

早速全額NYのミュージカルチームに寄付させていただきました!

ご協力心より感謝いたします。



女優Musa Hitomiと学ぶ米国手話

8月本講座のお知らせです


西野亮廣氏のベストセラー絵本「えんとつ町のプペル」が

来年オフブロードウェイで上演されます。

この振り付けを担当しているMusa Hitomiさんが

NYから当ミュージカルのメイン曲

"Poupelle of Chimney Town"の米国手話を指導します。


とはいえ、フルバージョンは語彙も多く、スピードも早い。

https://www.youtube.com/watch?v=7Et9DlDXua4

なかなかレッスンに取り入れるのはハードな内容です。


ということで、Musa Hitomiさんと

当ミュージカルでキーボードを担当する

Matsuura Mamiさんのご協力のもと

つながるまなびバージョンを制作しました。

まな部でしか受けられないレッスン内容と

特別教材となっています。

この機会に是非ご参加ください。


8月ASL本講座 

つながるまなびオリジナル◆

slow/edited ver.

「Poupelle of Chimney Town」を1日でマスター

(各回限定10名)


① 2020 /8/19 (水) 10:00ー11:30 

② 2020 /8/30 (日) 21:00ー22:30


Musa Hitomiによる直接指導/短時間集中レッスン

a.レッスン&教材セット18,000円 

b.レッスンのみ10,000円

c.教材のみ10,000円


◆◆これさえあれば大丈夫!の

まな部オリジナル教材コンボ◆◆◆


<練習動画4本:Musa Hitomi >

 ①1曲通し ②一曲通しミラー

 ③練習用ゆっくり  ④練習用ゆっくりミラー


<音源4本:Mami Matsuura> 

①ピアノ伴奏  ②ピアノ伴奏&ピアノメロディー

③ピアノ&Musa声大  ④ピアノ&Musa声小


<テキスト日本語訳付き>


<クイズレット 学習セット2本> 
①歌詞用 ②語彙用


◆ 教材提供方法:データ/Youtube 限定公開/pdf/URL

生徒様にもそのままお配りいただける形態でお渡しいたします。

小さいお子さんも真似しやすいミラーバージョンの動画や

発表会でも生徒の声がよく聞こえるように

Musaさんの歌声を小さくしたバージョンなど

英語を指導しているからこそ

痒いところに手が届く「まな部」オリジナル教材内容になっています!


◆お申し込みはこちらから

https://forms.gle/phxmgnffvqskca4H6

ーーーーーーーーーーーーーーー

◆お申し込みの前にご確認ください!

支払い情報はフォームを送信すると現れます。

お支払いはみずほ銀行振り込みとpaypalをご利用いただけます。

◆paypalのアカウントをお持ちでない場合は、

先にアカウント登録してからフォームお申し込みすることをお勧めします。

https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/personal/how-to-signup-personal

(住所、電話番号とメールアドレスとクレジットカード番号が必要です。)


関連情報

撫佐仁美 Musa Hitomiさんバイオグラフィー

ニューヨークを拠点に活動するミュージカル俳優/振付師。元劇団四季所属。
日本では、「キャッツ」、「ウェストサイドストーリー」、「春のめざめ」、「マンマミーア」に出演した後、2013年に拠点をNYに移し、米国では、「コーラスライン」コニー役、「アベニューQ」クリスマスイブ役、「ミス・サイゴン」など、オフブロードウェイの新作ミュージカルを含め、数々の舞台に出演し、振付も手がけている。
昨年末は、チャリーブラウンクリスマスミュージカルの全米ツアーでスヌーピー役を演じ、今年は、西野亮廣作、『えんとつ町のプペル』を原作とした、新作オフ・ブロードウェイミュージカル"Poupelle of Chimney Town"の振付をすることが決まっている。

www.musahitomi.com

https://www.youtube.com/c/MusaHitomi

Poupelle the Musical の歌はこちらから

https://www.youtube.com/c/poupellethemusical

絵本「えんとつ町のプペル」

日本語/英語 デジタル絵本

https://poupelle.com/

映画「えんとつ町のプペル」2020年12月公開



プロの厳しさ


7月26日のイベント後半は

Talk Night として

Musaさんがこれまでどうやって

世界一競争の激しい舞台の本場NYで

チャンスを掴み取ってきたのか、

挫折やご苦労もそのままシェアして頂きました。



特に心に残ったのが

Musaさんが

お話の後半で、

舞台に立つ自分をどう見つめてきたのか、

そのやり方に

言及された時です。


毎日同じパフォーマンスはできないけれど、

そのブレ幅を最小限にするように

努力し続ける。


それには自分に向き合うしかない。

自分の歌や演技や踊りを記録して

徹底的に改善し続ける。

それは本当に微妙な調整だ。


しかしながら、

このブレ幅を最小限にして

安定した技術を保とうとすると

実は表現者として下降線を辿ることになる。


安定した技術レベルを保ちながら、

常にベクトルは上を目指す。

そうしないとダメなんです。

でないと、今よりも実力が落ちてしまうんです。


そうおっしゃった瞬間、

これまでのふわっとした印象の

Musaさんの奥に

しっかりと息づく女優魂を見た気がしました。


また、

Musaさんは

俳優として「アメリカ人の役」をやるために

プロのコーチをつけ

徹底して英語の発音の練習をしてきました。

今も練習の最中です、

とおっしゃいます。


しかしながら

世界中からNYに集まってきた人々は

世界中のアクセントを持ってきている。


一人一人の人間に

それぞれの個性があるように

英語にも個性があって当然だ、

そうおっしゃいます。


誰も発音なんて気にしない。

日本の人は気にしすぎです。

そもそも言語として

日本語と英語は音の出し方が全く違う。


それよりも何よりも

失敗を恐れて

言葉を発することに臆病になるのが

一番損。

言葉にして使っていかないといけない。

私たちにとっては

第二言語なんだ、

そんな気持ちでぶつかることが

大事だとおっしゃっています。


Musaさんはどちらかというとシャイで

この性格が

成長する機会を逃しているな、とも

シビアに自分を見つめているそうです。

だから、

今も練習中なんです、と

謙虚におっしゃるのが印象的でした。


褒めて伸ばす


そんな自分の経験を踏まえ、

もし参加してくださった先生方に

メッセージを送るとすれば、

「子供達の成長を止めないような、

よりその子の可能性を伸ばすような

声かけが大事なのでは」

と思っているそうです。


NYで活動していると

Good job, amazing, awesome!

から入ってくれる。

まずは

自分から発信したことを

受けて、褒めてくれる。


アメリカの文化の、まず

「肯定から入る」

その懐の広さに救われている

とおっしゃいます。


特に舞台作りは

一人一人の個性をどう掛け合わせて

作品に昇華するかが

全体の出来を左右します。


一人一人の役者の表現力や強みを

最大限に生かして、伸ばして

ディレクターとともに

話し合いながら作っていくのが

通常の舞台づくりの環境だそうです。


さらに

厳しいオーディションの世界では、

即興を求められることが多いとのこと。

その場で指示を出して

その人の対応力、

柔軟性を求められる。


「自分はこうだ」

そう言える、

自分で自分自身ががわかっているかどうかを

見られている。


まずは何よりも

発信していくことに

自信を持てる、

そんな生き方が重要だ、とのことです。



ではMusaさんはどうやって

厳しいオーディションを突破し、

多くの舞台に関わってきたのでしょうか。


言葉の壁は当然のことながら、

文化も大きく異なり、

日本とは自己表現の仕方も全く違います。


問いかけてみると

「とにかく書きました。」

そうおっしゃいます。

まず、

書いて、

自分に引き出しを作ることを

常に心がけたそうです。


頭で考えるにはどうしても時間がかかってしまう。

まずは文章にして書くことで

自分の頭の中で整理しよう、

そう努めてきたとのことでした。


この作業は実は日本語でも一緒で、

必ず文章にして

発してみて

整理する。

そんな自分をビデオで撮り、

演出目線で捉えて

構成を考え直す。


という作業を地道に繰り返しているそうです。


最初にも述べましたが、

この、

自分を第三者的演出家目線で

厳しく見つめ、

ベクトルを上に向け続ける、その継続。


「確かにそう言われると、

私ってそんな作業をずーっとやってますね。

でもそうすることで

自分が鍛えられているんでしょうね」と

微笑まれました。


NYに来て7年。

今だから言えるけれど、

四季時代の自分は

全然わかっていなかった。

今の自分だったら

あの頃の自分にアドバイスできる。

そうおっしゃいます。


良い時だけでなく、

本当に辛かった時も

諦めずに自分を見つめてきたからこそ

そうやって

かつての自分にアドバイスできる鋭さを

獲得したのでしょう。


華やかな舞台からは想像できない

自分との厳しい対話と努力を

日々積み重ねてきたからこそ

今のMusaさんの笑顔があるのだな

とつくづく教えていただいた

特別な夜になりました。


講座後には

ご参加いただいた先生方から

温かいご感想をたくさん頂戴しました!

一緒に貴重な時間を過ごさせて頂いたこと、

心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。


スナダマリコ 拝


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