ご質問にお答えします
オンラインで歌を歌う場合について
アプリコット出版社の講座にご参加いただきましたM先生から
レッスン中の「歌」をどうやったらいいか、ご質問を頂戴しております。
M先生どうもありがとうございます!
同じような質問をお持ちの方が多いと思いますので、こちらでお返事させて頂きますね。
歌わない
えええー。
ご存知の通り、オンラインレッスンで歌を歌うのが一番大変。
なので歌ってません!
まあ、それは嘘ですが、
音楽を使う学習を減らしたのは事実です。
以前はmpiのSongs and Chants1を幼稚園生と小学低学年、
Songs and Chants2を小学3ー5年で使っていましたが
オンラインに授業になってからカットしました。
教室時代からオンラインの今まで継続して使用しているのは
アプリコット出版のLearning Worldシリーズ、テキスト内のチャンツと歌
アプリコット出版 Do It! Read It! (動詞と助動詞の活用が覚えられるラップソング)
mpi英会話たいそう Dansinglish 1&2
スタジオ全体で歌う歌
(今は"Seasons of Love" 昨年は"Imagine" "We're All in This Together")
です。
さらに、
Do It! Read It! も
Dansinglishも、
Learning World seriesも、
曲を流して歌うことは減っています。
特に前者の二つのテキストは、
歌う代わりに
会話に落とし込んで、
生徒たちが互いにテンポ良くツッコミ合う
アクティビティにしちゃってます。
そう、音楽は毎回いらないんですねー。
歌の目的を考える
CDがあるから。
テキストがあるから。
いつもやっているから。
手持ちの教材を使うことが目的になってしまう。
そんなことは私たち指導者にとって
よくある落とし穴だと思います。
語学の学習で歌を歌う目的は何か、ということ
深ーく掘り下げる必要があります。
まあ、そんなことを言っていると
さも教育に精通している風が漂いますが。。。
PCの前で歌うと、引く
実は
オンラインで「歌」って
私自身がちょっとひくんですよね。笑
早朝に一人でPCの前に立って歌う。
いくら画面の向こうとつながっていてもねぇ、と思う向きもある。
とはいえ、うちの生徒たちはちゃんと歌ってくれていますよ。
その際は「顔でアピール」がお約束。
でも、
やっぱり
教室でみんなで声を合わせるあの楽しさ
あれには勝てないよなー、と
オンラインに移行して
白旗を振りました。
歌を歌うにしても、
教室と同じ土俵で戦わない。
別の面白さを追求することにしたんです。
歌の目的って、英語に自然に楽しく、気軽に親しみながら、
リスニングや会話につなげる土台づくりです。
でも、歌の教室ではないので
みんなで声を合わせて
上手に歌う必要もないし
リズム感抜群で
踊って格好良く歌う必要も全くない!
みんなの前で一人で歌うのが嫌な子がいても当たり前です。
英語を使うための歌
「英語を使う」に
最も自然に近づけてくれるのが歌の目的。
なので、本来の目的である
「英語を使う」
シチュエーションに落とし込んで
簡単にできるアクティビティに変化させる、というのはいかがでしょう。
歌うにしても、
アクティビティ後に定着のために流すに留める。
きっとお手持ちの名曲の数々が
楽しい活動に変貌しますよ。
それでも歌う...
そう、もちろんうちのレッスンでも歌を歌っています。
音楽はPCから直接流します。
ミュートにはしません。
PCの音楽が優先で共有されるので、
個々の歌声は微かに聞こえる程度です。
それが子供たちにもちょうど心地よいみたい!
結構大きい声で歌ってくれているのが分かります。
あと、チャンツのように伴奏やメロディーが必要ないものは
曲さえも流さないことも。
(準備に時間がかかると萎えますし。)
なので、音楽がないときやプレイを押すのが面倒な時は
全員ミュートで歌ったりチャンツします。
生徒は私の声と自分の声が聞こえる状態です。
この時も、表情ゆたかに、口を大きく開けて、顔はあげて姿勢良く、が基本。
英語だけでなく、nonverbal communicationに
気をつけています。
さらに付け加えると、
M先生としては、子供の声を聞いて、
歌えているか確認したいとおっしゃられていますが、
それも
「歌」でなく
「アクティビティ」にすることで
より効果的に確認ができると思います!
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M先生より
オンラインレッスンの深さを昨日実感しました(笑)
質問した件なのですが、歌とはlearning worldシリーズのCDやabcd chantsの歌などです。現在はCDをパソコンに入れ、画面共有から音を共有していて、音源が途切れないように全員ミュートにして歌っています。
それぞれに発表してもらうときはアカペラで対応しているのですが、幼稚園生はアカペラだとうまく歌えない子もいて、曲と一緒に発表したいと言われると対応が難しく感じております。
またやはりグループだと家庭音などが聞こえて音声が途切れてうまく聞こえないと言われるので、ミュートを利用しています。
なので、砂田先生がミュートを使わないと言っていたことが衝撃でした(笑)
オンラインレッスンをやる上で音のことは各家庭に言ってあるのですが、家庭環境によっては完全に1人になれて、無音にするのは難しいようで...。
とりあえず今はミュートを使わないといけないときは使い、それ以外は基本ミュートせずにレッスンをしています。
砂田先生はlearning worldシリーズに出てくる、歌やチャンツをどのようにオンラインで活用しているのかを教えていただけたらありがたいです。
昨日おっしゃっていたiTunesとリモコン付きのイヤホンマイクは導入してみようと思ってます。
説明がわかりづらかったら申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
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スナダマリコ 拝